2012年08月21日
思い出のメロディーに想う
つれない素振りしたけれど
俺の胸は燃えている
好きだと言えぬ、なぜ言えぬ・・・
深夜放送から流れる今は亡き裕ちゃんの曲に
なぜか感傷的になり
45年前の青春真っ只中の東京勤務が甦ってきた。
当時社内には20代の女性社員が12〜3名おり、その中の一人
短大卒一年目で色白でいつももの静かなYさんに
何となく話し掛けるようになり、冗談を言い合うようになっていた。
転勤の内示があった日に、Yさんより
どこか東京案内しますか?
と声掛けがあり
まだ東京タワーに行っていないなぁ・・・
と言うと
今度の日曜日、三愛ビル前で10時
と言ったまま走り出して行った。
先輩に話した所、
東京・大阪では名のある会社の役員さんの御嬢さんで
箱入り娘と聞いているが、彼女が言ったのなら案内してもらいなさい
とのアドバイスがあった。
東京タワー・西銀座・新宿・渋谷・・・と楽しい一日であった。
東京を離れてから、何度か手紙があったが
Yさんの家柄等も考え返信はしなかった。
遠い遠い青春の
ホロ苦い1ページを掘り起こす歌であった。
この記事へのコメント
コメントを書く